北陸を拠点に、「古民家再生」や「平成の民家づくり」に取組んでいます。
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まなんで民家!すまい塾50 のご案内 [2018.11.13]

まなんで民家!すまい塾関係者各位

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

今回もクライアント様と設計・施工を担当する会員のご協力により、

「まなんで民家!すまい塾」を開催することとなりましたのでご案内させて頂きます。

再生の概要について会員より解説させて頂きます。

参加ご希望の方は、資料の準備等もありますので、お問い合せよりお申込み下さい。

現地集合、現地解散となっておりますので、気をつけてお集まりください。

また、この情報の転載は自由です。みなさん知人にお知らせいただければ幸いです。

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まなんで民家!すまい塾50

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金沢市東山の3件続きの町家再生(工事中の見学会)

設計・監理:(有)金沢設計

施工   :コシムラ建築

 

開催日:平成30年11月25日

AM10:00~12:00 学んで民家(セミナー)

講師:(有)金沢設計 髙川順正

 

場所:金沢市東山2丁目6-2

map2

施設概要:活用方法は未定ですが、保存状況の悪い町家を伝統工法で再生。

金沢市の伝統的建造物群保存地区の助成を受け

構造補強と外観の修景を、オリジナルと融合した再生を行う。

 

 

工事中のため、ヘルメット持参でお願いいたします。

また、現場には駐車場がございません。

周辺の観光駐車場は混雑が予想されますのでお早めにお越しください。

 

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今後の予定   日程が決まり次第改めてご案内いたします

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空き家定住促進フォーラム(仮称)

開催日:平成31年2月17日(日)

会場:金沢市本多町 ※まなんで民家49会場

内容:空き家定住促進や街づくりに関するパネルディスカッション等

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

 

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「まなんで民家!すまい塾」は、

古民家再生や平成の民家づくりの現場を通して、

日本の住まいづくりを、当会員だけではなく、

広く一般に啓蒙し、長期的に、日本の住文化を継承し、

住まいづくりに活かされていくことを目指すものです。

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鹿熊 秀夫

古民家再生の会事務局

jimu@kominkasaisei.jp

http://kominkasaisei.jp/

まなんで民家!すまい塾49 のご案内 [2018.10.18]

まなんで民家!すまい塾関係者各位

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

今回もクライアント様と設計・施工を担当する会員のご協力により、

「まなんで民家!すまい塾」を開催することとなりましたのでご案内させて頂きます。

再生の概要について会員より解説させて頂きます。

参加ご希望の方は、資料の準備等もありますので、お問い合せよりお申込み下さい。

現地集合、現地解散となっておりますので、気をつけてお集まりください。

また、この情報の転載は自由です。みなさん知人にお知らせいただければ幸いです。

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まなんで民家!すまい塾49

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金沢市本多町の近代和風再生(完成見学会)

設計・監理:(有)金沢設計

施工   :(有)谷工務店

学んで民家(セミナー) 講師:(有)金沢設計 赤坂攻

開催日:平成30年10月28日(日)

AM11:00~13:00 学んで民家(セミナー)

講師:(有)金沢設計 赤坂攻

 

場所:石川県金沢市本多町2丁目1-17(遊学館高校前)

駐車場:会場左側に8台分有り

地図

施設概要:写真館として活用する近代和風建築。

金沢市の景観の助成金を受け伝統工法で再生を行う。

また、庭園(監修:金沢美大・鍔教授)も再生及び新設する。

参加者: 会員及び準会員(無料)及び一般の興味ある方(無料)

建築及び業者関係者(有料¥2000-、初回は無料)

※本会へ入会をされる方は無料

※参加を予定される方は、資料の準備もありますので、前日までに事務局へお申し込み下さい。

 

また、当日は金沢マラソンが行われており付近の交通規制があります。

下記を参考の上、少しお早めにお越しください。

交通規制|金沢マラソン2018
http://kanazawa-marathon.jp/roadinfo/

 

1539756389793

1539756386143

1539756321792

1539756316692

 

 

 

 

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今後の予定   日程が決まり次第改めてご案内いたします

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まなんで民家!すまい塾50

金沢市東山の3件続きの町家再生(工事中の見学会)

設計・監理:(有)金沢設計

施工   :コシムラ建築

学んで民家(セミナー) 講師:(有)金沢設計 髙川順正

開催日:平成30年11月25日

場所:金沢市東山2丁目

施設概要:活用方法は未定ですが、保存状況の悪い町家を伝統工法で再生。

金沢市の伝統的建造物群保存地区の助成を受け

構造補強と外観の修景を、オリジナルと融合した再生を行う。

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空き家定住促進フォーラム(仮称)

開催日:平成31年2月17日(日)

会場:金沢市本多町 ※まなんで民家49会場

内容:空き家定住促進や街づくりに関するパネルディスカッション等

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「まなんで民家!すまい塾」は、

古民家再生や平成の民家づくりの現場を通して、

日本の住まいづくりを、当会員だけではなく、

広く一般に啓蒙し、長期的に、日本の住文化を継承し、

住まいづくりに活かされていくことを目指すものです。

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鹿熊 秀夫

古民家再生の会事務局

jimu@kominkasaisei.jp

http://kominkasaisei.jp/

まなんで民家!すまい塾48 のご案内 [2018.09.16]

まなんで民家!すまい塾関係者各位

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

今回もクライアント様と設計・施工を担当する会員のご協力により、

「まなんで民家!すまい塾」を開催することとなりましたのでご案内させて頂きます。

 

再生の概要について会員より解説させて頂きます。

 

また、今後のまなんで民家!すまい塾49、50の開催予定もご案内いたします。

参加ご希望の方は、資料の準備等もありますので、お問い合せよりお申込み下さい。

現地集合、現地解散となっておりますので、気をつけてお集まりください。

 

また、この情報の転載は自由です。みなさん知人にお知らせいただければ幸いです。

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まなんで民家!すまい塾48

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加賀市大聖寺の町家再生(構造見学会)

設計・監理:(有)金沢設計

施工   :(株)中田工務店

 

開催日:平成30年9月23日(日)

AM10:00~12:00 学んで民家(セミナー)

講師:(有)金沢設計 赤坂攻

PM12:00~16:00 自由見学

工事関係者が個別対応

大聖寺地図

場所 :石川県加賀市大聖寺本町地内 ※慶徳寺(大聖寺本町60)の隣

駐車場:5台程度しかありません。

周辺のコインパーキング利用や乗り合わせでのご参加をお願いいたします

 

施設概要:既存建物の状態や地盤はかなり悪く、近所の方々は壊すと思っていた町屋の再生。

加賀市の景観と活性化の助成金を受け、丸太の梁組の立派で美しい町家を住まいに再生する。

経験のない難工事で、高度な再生技術を駆使している。

 

参加者: 会員及び準会員(無料)及び一般の興味ある方(無料)

建築及び業者関係者(有料¥2000-、初回は無料)

※本会へ入会をされる方は無料

※参加を予定される方は、資料の準備もありますので、前日までに事務局へお申し込み下さい。

 

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今後の予定   日程が決まり次第改めてご案内いたします

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まなんで民家!すまい塾49

 

金沢市本多町の近代和風再生(完成見学会)

設計・監理:(有)金沢設計

施工   :(有)谷工務店

 

学んで民家(セミナー) 講師:(有)金沢設計 赤坂攻

開催日:平成30年10月中旬予定

場所:石川県金沢市本多町2丁目(遊学館高校前)

施設概要:写真館として活用する近代和風建築。

金沢市の景観の助成金を受け伝統工法で再生を行う。

また、庭園(監修:金沢美大・鍔教授)も再生及び新設する。

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まなんで民家!すまい塾50

 

金沢市東山の3件続きの町家再生(工事中の見学会)

設計・監理:(有)金沢設計

施工   :コシムラ建築

 

学んで民家(セミナー) 講師:(有)金沢設計 髙川順正

開催日:平成30年11月中旬予定

場所:金沢市東山2丁目

施設概要:活用方法は未定ですが、保存状況の悪い町家を伝統工法で再生。

金沢市の伝統的建造物群保存地区の助成を受け

構造補強と外観の修景を、オリジナルと融合した再生を行う。

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「まなんで民家!すまい塾」は、

古民家再生や平成の民家づくりの現場を通して、

日本の住まいづくりを、当会員だけではなく、

広く一般に啓蒙し、長期的に、日本の住文化を継承し、

住まいづくりに活かされていくことを目指すものです。

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鹿熊 秀夫

 

古民家再生の会事務局

jimu@kominkasaisei.jp

http://kominkasaisei.jp/

赤坂技術顧問 となりのテレ金ちゃんに出演 [2018.06.18]

2018年6月6日のとなりのテレ金ちゃん(テレビ金沢)内”突撃!コロンブス”に

当会技術顧問の赤坂攻氏が出演

古民家再生について語りました。

動画は古民家再生の会Facebookページにてご覧ください。

https://www.facebook.com/kominkasaiseinokai/videos/1776177879124956/

です。

まなんで民家!すまい塾47 のご案内 [2018.04.22]

今回もクライアント様と設計・施工を担当する会員のご協力により、
「まなんで民家!すまい塾」を開催することとなりましたのでご案内させて頂きます。
 
今回は、芝寿しいなほ工場敷地内に古民家を移築再生中の施設 ”芝寿司の郷” です。
現在内装工事中ですが、今を逃すと見学できない部分があるので
是非ご参加ください。
 
再生の概要について会員より解説させて頂きます。
 
広く一般の市民の皆さんの参加をお待ちしております。
参加ご希望の方は、資料の準備等もありますので、お問い合せよりお申込み下さい。
現地集合、現地解散となっておりますので、気をつけてお集まりください。
 
また、この情報の転載は自由です。みなさん知人にお知らせいただければ幸いです。
 
 
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まなんで民家!すまい塾47
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開催日:平成30年5月13日(日) 10:00〜11:00頃
場所 :石川県金沢市いなほ2丁目4−5
駐車場:芝寿しいなほ工場駐車場(再生現場近くに停めてください)
1526027503066
持ち物:スリッパ
 
施設概要:  芝寿しHPより   http://www.shibazushi.jp//company/story/
金沢の文化である押し寿しを通して、北陸のみならず全国・全世界へ感動を提供する。
芝寿しは昭和33年に創業して以来、北陸3県に根を張り、地歩を固めていきました。
2代目社長(現会長)、3代目社長と代替わりした芝寿し。
多くの人の支えの中で、冷凍米飯という革新的な技術を得ることができました。
この技術を筆頭に日本全国ひいては金沢の押し寿しを引き続き提供するとともに、
「こんなに美味しい寿司があったのか」という“感動”を全国・世界へとお届けします。
さらに、私達の使命は「ごはん文化」を後世に伝えていくことであると考え、
「芝寿しの郷」という日本人の食文化の継承に繋げる施設も建設予定です。
 
内容:古民家再生現場を見学、会員による解説及び質疑応答
参加者: 会員及び準会員(無料)及び一般の興味ある方(無料)
建築及び業者関係者(有料¥2000-、初回は無料)
※本会へ入会をされる方は無料
※参加を予定される方は、資料の準備もありますので、前日までに事務局へお申し込み下さい。


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「まなんで民家!すまい塾」は、
古民家再生や平成の民家づくりの現場を通して、
日本の住まいづくりを、当会員だけではなく、
広く一般に啓蒙し、長期的に、日本の住文化を継承し、
住まいづくりに活かされていくことを目指すものです。
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輪島市民家 完成現場見学会 感想 [2017.10.27]

完成現場見学会 感想 [2017.09.19]
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昭和初期に建築された‶古民家には定義されない古い家″の民家再生工事。
完成現場見学会が行われました。

施工段階では感じられない仕上りの美しさ、ディテールも面白く 大変勉強になりましたが
なにより昭和期の普通の建物が町家風の古民家デザインに変わることで生れる意味。

道路ギリギリに面して建っている→プライバシーを保ちつつ窓を開け放つための格子。
敷地の間口が狭い→雪を隣地に落とさないための屋根形状。
長屋の様に密集して建っている→火災が起きた時、延焼を抑えるための袖うだつ。
結局 昔からある古民家のデザインが実に合理的だったことに気付きます。

またホームエレベーターは2階に居住するための必須アイテムで、
例えば1階をテナントとして貸出し、家賃収入で老後を暮らす事も可能です。

趣ある古い街並みを残し、さらに活性化して 人も住まえる。
今後の街中での住まい方の答えがここにあるのではないでしょうか。
阿戸

 

写真

「これからの木造住宅を考える。」第五回セミナーを終えて [2017.06.15]

6月7日に開催されました「これからの木造住宅を考える。」

第五回セミナー受講者の講義レポートです。

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今回の座談会は 金沢市議 喜多 浩一先生 、鈴木建設 鮒田常務 が参加され 空家対策

インフラ修繕の限界、政治、相続、民法、私達の生活の裏側の話をお聞きし

大変興味深く考えさせられ 濃い会になりました。

僕の思考の先に上記の事など当然考えてはなく、生活の先に出てくる課題、思考を掘り下げれば

まだまだ課題が出てくると思う。全ての事を解決する手段はないかもしれない

だが先人たちが考えた課題の回答は その町の建物、町の形成で回答してて

NHK「ブラタモリ」の なぜ この町は こうなったのでしょう? みたいなやつは

私達の家や街並みにも当然の残ってる その回答を良しと思う人々が回答を残しつづけていて

形として理に叶ったものが普遍的デザインとなるのだと思う。

僕は先人や誰かの考えた課題をも知らないまま 答えをただ右ならえみたいななぞるやり方を

していたかもしれない。自分で課題を提示することがブレない根幹で、形として回答することが

設計者のデザインなんだと思いました。

今回の座談会は阿戸さんのご自宅で行われ、昭和30年の住宅を最近改修された建物で

現代の生活をする為の課題を見事に回答された建物だと思いました。

中川

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古民家を再生して住みたいと思っても、金沢にはもう殆ど古民家は残っていないそうです。
その一方で、増え続ける空家問題があります。
そんな状況にあって、古民家に住みたい古民家再生の会の会員の阿戸さんが目をつけたのは、

古民家には分類されないが、比較的古い昭和中期の建物のリノベーションです。

そんな二つの問題を一度に解決した阿戸邸にて座談会が行われました。
「温故知新」と「サスティナブル」、座談会で出たこの二つのキーワードに私は特に関心を持ちました。

「古民家」の定義に囚われず、風土と共に育まれてきたが古民家のカタチを、

「サスティナブル」な素材を用いて紡いでいくことが、これからの「民家」の方向性の一つではと考えます。
今回の座談会では、いつものメンバーだけではなかったことも有り、技術的な話以外での、

政治・社会的な話題もあり、大変興味深く、面白い回でした。
村田

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古民家のおかれた状況や今後の課題、特に空き家や土地の相続に関する対応の難しさ等
金沢市議の喜多 浩一先生の実体験を踏まえた話はとても興味深く感じました。
面倒な事は後回したり子供の世代に任せる。長年住んだ不動産の売買に対する抵抗感。等、自分の立場に置き換えても
やっぱり面倒だと思いますが、後世の事を考えると しっかり対応しておくべき事だと。

今回は以前に内覧会を行った 私の家での座談会でしたが、昭和30年築の古家の再生です。
「普遍的なデザイン」がそこにあるのかは解りませんが、古家、空き家の活用としては良い事例になったのかなと
参加者の皆さんの反応で感じました。

「普遍的なデザイン」は今後自分達で考えて答えを見つけていくという事で
次回からのテーマはサスティナビリティについてとなりますのでご興味のある方は是非参加下さい。

阿戸

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会場写真

輪島市 民家再生見学会 [2017.05.11]

平成29年5月5日

古民家再生の会、顧問である赤坂氏による施工中の物件を見学しました。
輪島にある物件で、完成時にはまた見学会の案内をさせていただきますが
取り敢えず現状のレポートをアップしますので 興味のある方は是非ご参加下さい。

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前回までの座談会から「普遍的な美」とはどんなカタチかと思い巡らしてきました。

一つの完璧なカタチ、正解があり、赤坂先生はその答えを知っているのだと考えていました。
今回は輪島の改修中の現場の定例打合せに顔を出させて頂きました。
定例では格子のプロポーションをどうするかの打合せをしていました。

私は美しい格子の形は決まっているはずなのに、なぜ打合せして決める必要があるのかと疑問に思いました。

しかし赤坂先生が職人さんに周辺地域の格子の形状を調査・報告させていたことが分かり、

この時初めて「普遍的な美」とはなにかを気付かされました。
地域・風土に根ざしたカタチ、「調和」のある姿こそが末永く愛され受け継がれていく美しさだと、実感しました。
村田

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昭和初期に建築された‶古民家には定義されない古い家″。
今回の現場は当時の建て主が漆で栄えたということもあり、元々の造りも立派な建物でした。

外観は(写真①)のような よくある昭和の家ですが、
屋根のかけ方を正面だけ変えて完全な町家へと変貌を遂げる様子です。(写真②)

内部もまだ施工中ですが雰囲気ある通り土間に(写真③)
天井を無くし 出てきた立派な梁を見せたダイナミックな空間。
ディテールでは 切った梁の木口を少し切り落とす(写真④)
柱の埋木に少し実をつける(写真⑤)等、
ちょっとした工夫で 元々の造作のように自然に見えます。

上階の丈夫な梁から鉄筋で 下階の梁を釣ったり、方杖により下の柱へ力を逃がす等
構造の補強方法も大変合理的で参考になりました。

この昭和初期に建てられた‶古民家には定義されない古い家″は数多く存在しますが
古民家ほど直す価値が無く、もて余されているのが現状ではないでしょうか。
しかし直し方により、ここまで価値が生まれる状態になるのであれば
古民家再生では無く、昭和の民家再生という新たな再生の在り方を生むのではないかと感じます。  (阿戸)

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写真①

写真②

写真③ 写真④ 写真⑤

「これからの木造住宅を考える。」第三回セミナーを終えて [2017.03.04]

3月2日に開催されました「これからの木造住宅を考える。」

第三回セミナー受講者の講義レポートです。

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普遍的なデザイン

ふ‐へん【普遍】 の意味

全体に広く行き渡ること。 例外なくすべてのものにあてはまること。

 

座談会に参加して

僕が家と言う形を作るにあたり今では当たり前の事が その考えはなぜ?一体どこから来たのか?そんな事を掘り下げて考えたことは今までなかったかもしれない

それは誰かの考えを結果だけ上辺だけを良くも悪くもかじっただけで その土地の環境、信仰、風習、制度、思想、学問、芸術、伝統も様々違う文化をどこまで考えてきたのか?と問いかける内容で自分自身のエゴや流行に乗っただけじゃないのか?と考えさせられ自分のデザインの根幹はどこから出てきたのかと見つめ直せました。

普遍的な形はいくつもの時代を通りすぎ文化を反映し変化を続け残ってきた形で それには理由があり、美しく感じ、そして機能的、それは皆が腑に落ちる形なのだと思う。

今後はその土地の文化を根ざした根幹を持って形に追及していきたいと思いました。

 

PS 赤坂先生が設計図は設計士のラブレターだ!とおっしゃってました。

僕はその素敵な考え方に心を打たれ僕もそうで有りたいと思いました。

中川

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普遍的なデザインについて、一国の美しさと文化は風土に根ざすといい、
その場所の気候や文化から自然発生的に生まれる住まい方なのかと理解しました。
しかし現在の住まい方には上座が無い等昔からの伝統、文化が失われている。
それは時代の流れでしょうがないこと。
そんな気候や文化が変わりつつある現代での
普遍的なデザインとは意味のある事なのかと考えていました。
それは守るべきもので、守ろうとするなかにまた何かが生まれてくるのではないかという答えに光を見い出した気持ちです。
単純に時代の流れに乗るのではなく、伝統、文化を大切に考えた上で発想を深める。
そんな物事を考える上で根本となる大切なものが今回のセミナーで感じられました。

阿戸

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今回の座談会ではダイニングテーブルの座る位置や床の間上座の関係などの例をもとに、

作法や文化から生まれるデザインが長く残っていくデザインではないかとのことでした。
前回の座談会で、すぐ形と結びつけてしまうのは短絡的だったと反省します。赤坂先生が以前『まなんで民家!』で

「今の設計士は意味が無いから(分からないから)といって、昔からの工法を崩していく。分からないから無くすのではなく、わからないなら残すべき」

というようなことを話していたことを思い出しました。伝統とは形骸的なものではなく、

意味があるから残ってきたものと今回の座談会で学びました。

時代の流れによって、残っていくもの、消えていくものがある中で、「残していかなければならないもの」を守っていければと思います。

村田

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「これからの木造住宅を考える。」第二回セミナーを終えて [2017.02.06]

写真 (1)

2月2日に開催されました「これからの木造住宅を考える。」

第二回セミナー受講者の講義レポートです。

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前回は、今までの自分達のデザインに対する問題点があげられ

今回は、じゃあどうすれば良いか?という論点でのセミナーになりました。
普遍的なデザイン、普遍的な美しさとは何か。

キーワードは“自然”と“そこから発生する文化”

文化や伝統を表現する全国的なコンペでも、姿形だけ模範したものや

間違った解釈でアレンジする等、現代の有名建築家でも作ってしまう風変わりな作品。

今から何十年と時が経ち、環境や時代の変化と共に

その建物の美しさは果たして普遍的にそこにあり続けるのか。

じゃあどうすれば良いか?

どうやって文化が生まれ、どのように広がり、どんな変化を遂げたのか。

表面的なデザインではなく、物事の成り立ちを考え、何故このデザインになったのか。

常に何故?と思い、深く知り、考える中に正解が有るのではないでしょうか。

今回は私達の会にぴったりな古民家を改修したレンタルスペースにて行いました。

落ち着いた和室で 座布団に座り、まさに座談会な雰囲気。

このセミナーでは答えが用意されている訳でなく、段階を踏んで徐々に回答に近づいていく。

そんなセミナーだと思いますので、興味のある方は早い段階から参加して

自分なりの答えを導き出して頂きたいと思います。

阿戸

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今回の座談会で赤坂先生から『普遍的な美しさ』とは何かという問いかけがありました。
ヒントとして自然の美しさが『美』の源流なのではと。
明確な答えは難しいですが、自分が今思うこととして、規則性から生まれる形、

繰り返しによるパターンからの美しさが一つの回答なのではと考えます。
住まいで言えば直線の組合せである格子や組子、柱と建具のパターンが美しい家を作り、

家と家の規則性か美しい町並みになる。この規則性が自然の美しさと通ずるのではないかと考えます。
また前回の座談会で赤坂先生の設計事例として、自然を借景した住まいの紹介があり、

どんなに建築をがんばっても、自然の美しさには勝てないというような話しがありました。
そのように自然の美を邪魔しないで溶け混むような形や、自然の美を取り入れる形が、

ひいては「普遍的な美」になりえるのかと考えます。
個人的には、建築としての設備のかたちの話が大変興味深かったです。
村田

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写真 (2)