北陸を拠点に、「古民家再生」や「平成の民家づくり」に取組んでいます。
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まなんで民家!すまい塾06@加賀市山中温泉杉水町 [2011.05.25]

 

 


今回も一般の方に参加頂き、まなんで民家!すまい塾が山中温泉で開催されました。
現場は、再生工事がほぼ終了し、施設のオープンに向けて外構工事中でした。

会員の山口木材の山口さんの制作したタモのテーブルで、まずはこの再生工事の概要を学びました。

建物は、富山の土蔵を活用した一軒家風の宿泊施設です。前回の民家の部分移築も大変興味のある再生の手法だと感じますが、同様に土蔵を住まいに機能変換する再生方法も今後期待される手法だと感じました。

敷地は、山間地域の限界集落にあり民家を活用し商業施設に利用し、過疎の進む山間地域の活性化に寄与して行こうとするものです。この建築がきっかけとなり、今後、この地域は伝統的建物保存地域に指定され、地域の整備が進められていきます。

2階は寝室として12畳ほどの一室の空間です。寝室として利用するとのことです。土蔵を活用しているので天井高が低く少し暗めですが、ゆっくりと休めそうな空間です。富山に建っていた土蔵ということで、丸太組みの立派な小屋組みが印象的です。

外観は、土蔵に玄関や水廻りを加えたかたちで、平屋部分がしっくりと馴染んでいます。
茶の瓦は、この地域ならでわのもので、今回は古い瓦を新しく再現したもので葺いているそうです。棟も石の棟になっています。

 


この再生工事も建築の環境性能を十分に考慮したものとなっているそうです。
断熱・気密に加え、計画換気によって室内の空気環境をを綿密に設計されているそうです。室内の空気が最後に床下より排気されるということで、皆でデッキ下を覗き込んでいます。

まなんで民家!すまい塾05@金沢市円光寺 [2011.04.13]

 

あいにくの天候でしたが、金沢市での開催のためか、部分移築であるせいか、今回は会員ほか多くの方にご参加いただきました。ありがとうございました。

現場は、建舞いが終わり、瓦葺きが急ピッチで進められていました。外観は昔からそこにあったかのような感じですが、周辺の建築物の高さ等を考慮して設計されたと言うことでした。

 

 

今回は参加者も多く赤坂会長のお話も大変熱のこもったものでした。民家の枠内(わくのうち)の木組みを部分的に移築しています。木組みを活かし天井高の高い居住空間となっています。2階も床のレベル差を活かした設計となっていました。規模の大きな民家であればこの高さは外観からも予測の出来ることですが、外観を周辺に合わせる工夫をされているので内部に入ってはじめて感じられるこの天井の高さに驚きを覚えました。

 

 

2軒分の枠内の材料が活用されているということです。さすが会長の経験の豊かさが生み出す業だと感じました。現在は古材と新材の区別が付きやすい状態ですが、古材を最大限活かし、新材を丁寧に補っていることが分かります。古材は洗いと補修、新材には塗装を施しなじませていくそうです。

 

 

小屋組みもご覧の通り、古い曲がりくねった梁がそのまま活かされています。すまい塾の間、現場の仕事の手を止めてしまいましたが、現場の大工さんもどこかいきいきと仕事をされていたことが印象的でした。今回の再生現場は、古民家の部分移築という手法を用いているとのことで、規模や工事費の面でも、現代の私たちになじむ手法だと感じました。

こちらも完成が楽しみな現場となっています。

まなんで民家!すまい塾04@七尾市鍛冶町 [2011.03.15]

まなんで民家!すまい塾04が開催されました。

 

今回は03の七尾の現場での2回目です。解体がほとんど終了し、基礎廻りの耐震補強工事も完了しておりました。何度も同じことをお話ししますが、現場では古民家そのものを見ているので、学ぶことが多くて図面や資料では分からないことがはっきりと分かります。

 

 

今回の再生現場の民家は、低(てい)町屋とのことです。写真を見ると一目瞭然ですが、2階部分の高さが時代が進むにつれて高くなっていくそうです。低町屋のフォルムをそのままに、低い2階のまま居室として使用する計画とのことです。

 

 

 

再生の現場では、基礎まわりだけでも、地盤、基礎、土台、柱の組み合わせで何通りもの補強があります。写真の柱のように幾たびもの修復を経ていても日本の木造の技術はとても優れていて、仕口継手という技術でどの様にも再生が可能です。基礎の補強は、全体の耐震計画に沿って、現況の基礎の形式に適合した補強方法で補強するそうです。また、柱や壁の計画では、既存の梁柱を活かしながら、補強する方法を具体的に説明していただきました。耐震計画や補強工事には、各市町村の補助金がありますので、是非利用を検討して、民家を大切に利用したいものです。

 

 

この屋根も興味深いです。写真では見えませんが、古い材と新しい材のヌキのような地板に木舞いが吹かれ瓦が葺かれています。

屋根そのものも、何度も手を入れながら現在に至っています。 今回の再生でもこの部分は基本的にそのままにして、構造的な補強、現代の基準で断熱性の確保を行なう断熱工事がなされるそうです。

4月後半には完成されるとのこと、次回も楽しみな現場です。

 

まなんで民家!すまい塾03@七尾市鍛冶町 [2011.02.03]

11月28日にまなんで民家!すまい塾03が開催されました。

今回は、七尾市の町屋の再生現場で赤坂会長のお話をお伺いしました。今回の再生工事では、本格的な既存建物の構造解析に基いて、構造耐震補強を行なうとのことです。また、完成イメージパースのように建物外観は従来の佇まいに修復されます。

機能を優先させて、アルミサッシに改造されていますが、やはり佇まいは、従来的な方が良いのは一目瞭然だと思います。

天井が高いと寒いのでは?とよう理由で、天井を張るなどして、このような梁組みが天井裏に隠されている場合も多いけれどこのような意匠を活かす為に建物そのものの温熱性能(高気密高断熱)を十分確保した再生手法も確立されています。そう言えば天井を張ってしまったという方はぜひ古民家再生に取り組んで頂きたいものです。

まなんで民家!すまい塾02@加賀市山中温泉杉水町  [2011.02.01]

10月30日に、第2回まなんで民家!すまい塾@加賀市山中温泉杉水町が行なわれました。

そば工房権兵衛さんがお店の前の土蔵を再生して活用しようとされている現場です。写真右に足場の架かっている建物が現場です。第1回のすまい塾に続きこれから、代表の赤坂が手がける現場です。今回も再生工事にこれから入る現場で開催されました。

  

  

それにしても、写真に写る現場前の建物は立派ですね。また、山里の景観もとてもすばらしい場所です。こんな景観を守る意味でも古民家再生は意味のあることだと思います。規模は割合と小さなものですが、完成の待たれる建築です。

  

  

土蔵の中は写真の通り、古き良き木組みの建築で太い梁だけでなく床板もご覧下さい。朝鮮張りの素朴な広幅の無垢材で床が張られていました。実物を目の前にすると、赤坂会長の話も熱が入り、小さくとも学ぶところが多いのが古民家だなと、本当に感心してしまいました。この辺りがこの「まなんで民家!すまい塾」の本当の意味のようにも感じました。

  

まなんで民家!すまい塾01 [2011.01.31]

まなんで民家!すまい塾の第1回が、9月23日に開催されました。小松市のOさんのご好意で、金沢設計で設計監理中の小松市O邸の現場で行なわれました。

現場は、設計に基づいてこれから施工が進められるところで、内部の家具などが出され床板の一部が剥がされた状態でした。会長の赤坂より今回の設計内容や再生の方針などが説明されました。やはり、現場では机上では分からないことが本当に良く分かります。特に、古民家がどれほど丁寧につくられているのかということや、近頃の商品化された住まいとの違いが本当によく理解できました。

途中、施主のOさんにもいろいろお話を聞くことが出来ました。古民家再生に至った経緯などがお話されましたが、当初は再生への不安感も多かったのことです。最近は再生へ期待をもたれているとのことでした。私などは、再生の出来るようなお住まいを所有されていてうらやましい限りなのですが、実際にお施主さんもこのように現場をご覧になられると、なおさら再生への期待感が増しているのではないかと感じました。

まなんで民家!すまい塾は、古民家再生の現場を広く一般にも公開し、同じ目線で住まいづくりを学んでいきます。多くの皆さんの参加をお待ちしております。